2023/11/7 ファンダ・テクニカルについて僕の考えるところ

一週間ほど休みを取ったのでランニングを再開しました。

軽く6km程度を走ろうと思ったのですが、4kmくらいで足に不安がでてきてトレーニングストップ。一緒に走っていた妻も同様に故障の雰囲気。

まだまだ初心者の範囲なので、フルマラソンの回復は1週間で無理なようでした。

おそらく全治1か月くらいなのでしょう。しばらくは週に2回程度、短い距離をゆっくり走って回復を待ちたいと思います。

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本日の取引

本日からシストレがスタートしました。いや、元々スタートはしているのです。ただ今日はトレードしませんという日が続いただけで。

トレードに関しては多少のバグ取りをしつつ、5銘柄にエントリーしました。

昨日大きく上げていたので高値掴みになって負けるだろうなーと思っていたのですが悪い予想が的中。

最初は良かったものの、少しづつ売られていき、けっこう負けてしまいました。

まあでも自分でトレードしているわけでないので何も感じません。シストレは心に良いですね。

5銘柄 -12320

本日のコラム

負け組がああだこうだ論ずるのもこっぱずかしいところはあるのですが、自分の考えを活字で表現するのは思考を整理するのに有効なのでしばしばこういうものを書いています。

気に入らない人もあるかもしれませんが、敗者の戯言だと思って軽く流してくれれば幸いです。

2年ほど相場に関して勉強してきました。特にテクニカルに関しては極力感覚的なものを排除して、数字だけを正義としてみてきました。

しばしばテクニカルかファンダメンタルズかみたいな議論がありますが、それに関してのわたしなりに現在たどり着いたところを書いてみたいと思います。今後考え方が変わるかもしれませんが、現在の所感。

テクニカルかファンダメンタルズ

テクニカルとファンダメンタルズ(以下ファンダ)は、そのどちらかを選ばなければいけないものでもなければ対立するものでもないです。ファンダが機能するのならばテクニカルが機能しないというわけでもないし、その逆もまた然りです。

最初にファンダありき

基本的にはファンダが先行します。決算であったり材料であったりなどで好感されて、将来の会社の利益を(成長)期待して株は買われます。純粋な投資活動です。

これにより株価が上がります。

株価が上がることで追従する買いが湧いてきます。その買いこそがテクニカルです。

テクニカルトレードは株価が上下しなければ動けないので、基本的にはファンダが最初の一歩を踏み出します。


そして、テクニカルの一番の特徴はよく間違えることです。

なにを間違えるのかというと、適正な株価を間違えます。それをオーバーシュートと呼びます。

オーバーシュートにより買われすぎ(或いは売られすぎ)となった株は戻されます。

相場参加者がテクニカルトレーダーだけで構成されているのであれば、上がりすぎた株はオーバーシュートと捉えられずに「トレンドが発生した」という判断がもっと増えてもよいと思いますが、投資資金の多くはファンダによるものが大きいので、ちゃんと「オーバーシュートである」と判断されてファンダ勢が売りに回り、それに追従してテクニカル勢が売ります。

テクニカルの逆張りがしばしば有効なのは、このオーバーシュートが起こる前提だからです。

トレンドが発生している時も同じようなもので、ファンダトレーダーにとっての適正価格に到達していないか、一時的にテクニカルトレーダーの割合が増えすぎて需要過多になっているか、といったところだと思います。

テクニカルは機能するのか

では、テクニカルトレードというものは機能するのかどうかに関してですが、結論から言うと「機能しているとは言いがたい」というのがわたしの回答です。

ファンダの動きに追従しているのがテクニカルであるので、強い時は強い、弱い時は弱い、という意味ではテクニカルが機能しているのですが、ファンダ勢のような目安となる目標到達株価がまったくわからないのがテクニカルの弱点であります。

となると「そろそろ下がるだろう・そろそろ上がるだろう」というような思考は経験からくるものでしかなく、これまでの株はそうであったという、ごく根拠の乏しい理由での売買となってしまいます。

どこが天井なのかわからないのがテクニカルの弱点なのです。これから上がるだろうという予想に関しては機能しますが、ファンダの動きよりも必ず一手遅れるので、利益は少なくなり、細かな動きにも弱いです。

ですが、ファンダの動きに追従する順張りはある意味ではファンダトレードに近いと言えるので優位性が全くないわけではないし、トレンドの発生はランダムウォークの中の偶然の産物とは言い切れないでしょう。

逆張りの場合はファンダを無視したトレードに近いと言えます。

ファンダを無視はしていますが、当然ながら買った株はどこかで決済しなければ儲けにはならないので、天井というものはかならず発生します。

いつかはかならず来るのだから、過去の膨大な事例から推察する、「そろそろ下がるだろう」というところで逆張りをするというのは自然な考えです。

ではテクニカルは機能するじゃないかという声が聞こえてきそうですが、「上がった株は上がりやすい」「株は必ず天井(底)を打つ」という現象をテクニカルだというのであればそのとおりです。

逆を言えばそれ以外のテクニカル、特にテクニカル指標と呼ばれるものはほとんど意味がないと言ってよいでしょう。移動平均線がクロスしたとか、わたしの好きなVWAPだとか、ボリンジャーバンドだとか。なんちゃら線を抜けたとか反発したとかは全部意味がないです。

え?意味がないと思ってるのに見たりシストレをしているの?と言うかもしれませんが、それらを見て「上がった株は上がりやすい」の「上がった」が成立しているかどうかの判断材料としています。

イメージとしてはテクニカル指標のシグナルはスキージャンプのK点のようなものでしょうか。野球のホームランの場合はグラウンド外のフェアゾーンに入れば必ず得点になりますが、K点の場合は、それを越えているかどうかは大きなジャンプであるかの判断としては有効ですが、イコール勝利というものではありません。

ダマシとは

テクニカル指標には大きくわけて2種類あります。一つは移動平均線を代表とするトレンド指標です。トレンドの発生を検知するのに有効とされています。

もう一つはオシレーターと呼ばれるもので、これは主に株価の底や天井を検知するものです。ストキャスティクスやRSIなどが有名です。

それぞれ、ここを抜けたらトレンドかもしれないよ、ここを割ったら反転するかもしれないよなんて教えてくれるのですが、同時にダマシと呼ばれる事象があります。

テクニカル指標どおりに動かなかった時のことをダマシと言うのですが、このダマシは時々、しばしば、よく、しょっちゅう起こります。一日をとおしてダマシのほうが多い時もざらです。

これはつまり、はっきり申し上げて、機能していないのです。

ダマシだから仕方がない。かなり売られたけどリバウンドがほぼなくてさらに売られた。そんなことはしょっちゅうあります。

つまり、テクニカル指標とは株価の予想にはとうてい使える代物ではないのです。

勝っているテクニカルトレーダーがいるのは何故か?

こういったテクニカル意味ない説を論じると、反証として「テクニカルで勝ち続けている人がいる」と言われます。

有名どころだとテスタさんはテクニカルトレーダーです。比較的仲良くしていただいているトレーダーさんもテクニカルトレーダーが多いし、勝っている人もたくさんいます。

果たしてこの方たちは本当にテクニカルを駆使して勝っているのでしょうか?

たとえ本人がそう自覚していたとしても、わたしは実は違うんじゃないかと思っています。

テクニカルを駆使した結果が勝ちに繋がっているのではなく、それ以外の部分の能力の高さがほとんどで勝ってるのではないかと思っています。

正しいエントリーポイントでエントリーができたというのは大したアドバンテージではなくて、そんなことよりも正しいイグジットができることの方が重要なのです。

優秀なトレーダーは仮にチャートをちゃんと精査せずにエントリーしても、損がでるようならすぐにロスカットしたり、上がるようなら上手に利確したりと正しいイグジットをして利益を増やしていくと思います。

逆にわたしのような不出来なトレーダーはそれができないから、テクニカル的には正しいエントリーをしていたとしても損失が増えていくわけです。

テクニカルで負ける人がたくさんいるというのは、「テクニカルで勝つ人がいる」という反証に対する反証と言えるのではないでしょうか?

どちらもテクニカル部分での成績の差はあまり大きくなくて、それ以外の部分が大きいという証拠なのではないでしょうか?

弘法筆を選ばずと言いますが、テクニカル指標とは筆のようなものなのだと思います。

テクニカル指標を使う意味はないのか?

これは否です。

テクニカル指標は機能しないという考えではありますが、使う意味はあると思います。

指標を見るのはリズムをとるようなものです。大縄跳びに入るためのタイミング取りとしてテクニカル指標を使うことは決して無意味ではないと思います。

棒立ち(テクニカルを使わない)で大縄跳びに入るよりも、少し足を曲げてリズムを取りながら入るタイミングをうかがう方がやりやすいはずです。

テクニカル指標そのものは意味がないですが、指標を使うことで自分のトレードの基準が生まれるので、テクニカル以外の大切な部分(ちゃんと損切できるとか)を磨くことができます。

なぜこういう思考に至ったのか

前提として、わたしは多くの試行回数の結果は根拠があると捉えるようにしています。例えば1000回トレードして勝率55%くらいあれば優位だと感じるし、47-53%程度だったらランダム内のブレかもしれないなーと判断するかもしれません。(このあたりの数値の感覚は突き詰めると確率の分散や収束の話になります)

なぜテクニカル指標が無意味と考えるようになったのかは、過去のチャートを検証した結果です。様々なテクニカル指標の優位性を探そうと努力したのですが、ある一定の期間は使えるが全体を通しては全く使いものにならなかったり、少し基準値を変えただけで大きくプラスになったりマイナスになったりする場合がほとんどで、根拠があるとは思えませんでした。

そのようなランダムがほとんどを支配する中で少なからず規則性があるなと感じたのが「上がった株は上がりやすい」「上がった株はどこかで天井を打つ(売られると底を打つ)」の2点でした。

まとめ

株価は必ずファンダが先に先行する

テクニカルトレーダーはオーバーシュートを引き起こす

テクニカルとして機能してると言えるのは、「上がった株は上がりやすい」と「上がり続けた株はどこかで天井をつける」の2点

テクニカル指標はほとんど意味ない

優秀なテクニカルトレーダーはテクニカルのおかげで勝ててるわけではない

テクニカルを使ってトレードすること自体は意味がある

終わりに

こんなことを書いていますが、私自身は現状テクニカルでトレードしています。どらかというとクオンツトレードを目指しているという感じです。

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