たまには息抜きに麻雀の話
株クラ麻雀界隈向けに書いてますので雀ゴロ界隈のフォロワーさんはスルーしてください
麻雀というゲームは普通の対戦ゲームと違って4人対戦です。
そんなことを言えば野球はもっと多い18人対戦だしサッカーは22人対戦じゃないのと言うかもしれませんが、それらは大きく2派の戦いであるのに対して、麻雀は4つ巴の戦いなわけです。
これがこのゲームの難しいところでもあり面白いところでもあり腹立たしいところでもあります。
普通のゲームでは相手がミスをすれば自分に有利に働く場合はほとんどですが、麻雀は4人いるので、誰かのミスが自分にとってマイナスに働く場合が時々、いや、しょっちゅうあるんですよね。
大三元の3つ目を鳴かした人がいたせいで、被害を被ったとか
オーラスでAさんはリーチがマストな状況なのにAさんがダマでアガり、それに不幸にも放銃したことで着順が落ちてしまった。とか(リーチしてくれたらちゃんとオリるし、リーチすべき手じゃねえかヘタクソこの野郎!)
その手をアガっても着順が絶対に変わらず4着なのにアガられた(俗にいうアガラス)。そのアガリがなかったら俺がトップだったのに!とか
麻雀がうまくなってきたり、自信がついてきたころにはこういった、誰かのミスのせいで自分が損を被ったということに気が付いてイライラすることがしばしばあると思います。真剣にやっている人ほどこういう思考に陥りがちです。
この思考を持ってしまうのはおそらく普通のことなのですが、この思考から脱却できないと非常に成長が遅れます。
なんだったらいつまで経ってもうまくなりません。
この思考の何がいけないかというと、他責思考かつ結果に囚われているからです。
こういった被害は、被害にあった時は腹が立ちますが逆に自分に有利に働いた時は「ラッキー、ヘタでよかった」となるはずです。
麻雀は長期スパンでやるゲームなので基本的に1回1回の結果はどうでもいいのです。
それよりも自分が有利な行動を取れたかどうかが最重要です。有利な行動ができていれば結果は良い方向に収束していくはずです。
100ゲーム打てば1回の不幸ラスは-50点/100=で-0.5点。1000回打てば-0.05点です。数を打てば打つほど薄まります。と同時に一定確率で事故が発生するのもわかってきます。毎日生活をしていればわが子が皿やコップを割ることがありますよね。時々しか発生しないけどいつかは必ず発生する、そういった経費です。
なのでそのような不幸に遭遇した時は、むしろ「ラッキーだったな」と思うようにしてください。
なんでラッキーなの?損をしたのに?
さっきも書きましたが、結果はどうでもよいのです。因果の因の方に注目してみると、「ヘタクソと同卓した」という部分が因ですよね。
「ヘタクソと同卓して、ミスのせいで被害を受けた。結果的には被害となったけど、長い目で見るとそれが自分に幸運となっていた場合もあるし、彼と同卓できてラッキーだった。期待値を稼げた」
もちろんなにも思わないのがベストなのですが、もしどうしても気になるようだったらこういう思考に置き換える努力をしてください。
もうひとつ忘れがちなことですが、麻雀はみんなが自分と同じ目標をもってやってるわけではないです。
なんでこの人はこんなことをするんだ?うまくなることやポイントを稼ぐことや大会で優勝を目標としている人は不思議に思うかもしれませんが、麻雀はあくまでもゲームです。
ファミコンとかドッジボールとか公園でやるバドミントンとかと同じです。
きれいな手をつくることが目的の人もいるし、電車に乗っている時間の暇つぶしだから途中で回線を切る人、いろんな人がいます。
なので自分の考えとは明らかに違うことがあってもいちいち腹を立てるのは良くないです。麻雀は誰がどんな打ち方をするのも自由です。他人がどうこうではなく、常に自分の研鑽だけを意識するようにしてください。
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