以前、こんな記事を書きました。
いまのところ、この時の予想に近い動きをしてくれています。
外国人投資家の動向としては
3月4週 1644億円 売り越し
3月5週 3603億円 買い越し
4月1週 6857億円 買い越し
4月2週 863億円 買い越し
4月3週 2380億円 買い越し
と、4週連続で買い越しをしています。(JPX発表 投資部門別売買状況より)
これはやはり指値オペで利上げをしない日本に対しての期待と、利上げをしていくアメリカ株への見切りと見てよいのではないかと思います。
ちなみに外国人売買動向に関しては4月4週が公表されるのは5/10の15時予定です。この日までには5/6のアメリカ雇用統計があり、5/11にはアメリカCPIが発表されます。
そして日本は5/6に4月のCPIの発表が朝の8時半にあります。
再三言っていますが、日銀はCPI2%を目指しており、4月のインフレ率はそれに近い数字がでると思います。
2%を超えたとしても、指値オペは継続されると思いますが、2%の数字が出た瞬間に市場がどういった反応をするかは別問題です。
朝の発表で2%を超えていた時は、トヨタなど円安有利企業を主体として午前中は一旦の売りとなるかもしれません。
このところずっと、午前中はアメリカの下げの余波と中国の影響で下げからはじまり、後場から上げるというパターンが続いていましたが、FOMCが通過したことでアメリカは悪材料出尽くしで一旦の上昇、日本株を売ってアメリカ株を買い戻すということも考えられます。
日本の朝のCPI発表、アメリカ雇用統計も控えての週末なので6日のデイトレは乱高下に気を付けた方がよさそうです。
上図は東証と名証の合計を部門別に集計した図です。(単位は千円)
4/18-4/22の合計売買金額は27兆6484億円ですが、その内の17兆円は外国人投資家の売買で、これは全体の70%にあたります。(ちなみに日本の個人投資家は10%です)
やはりアメリカ人がどう考えるのかが大事だと思います。
これまでアメリカ株が不安だから日本株にシフトしていたアメリカ人がFOMCが通過したことでアメリカ株を買い戻すのか
それとも両国間の経済政策差を鑑みて引き続き日本株に力を入れていくのか
どちらになるのかはわかりませんが、5/12に発表される5月1週の部門別売買状況にはその答えと言えるものがあるかもしれません。
今後の日本株のゆくえを占うものになると思いますので要注目です。
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