2023/8/26 黒ひげ危機一発

昨日はなんだかモチベーションが低かったので、今日は朝から机に座ってトレード勉強をしています。

ポモドーロテクニックという方法を使っていて25分集中したのちの5分間の休憩でこのブログを少しづつ書いています。

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本日の麻雀

昨日の問題

他家からリーチがかかっています。Aさんはそこそこ良い手だったので数枚の危険牌を切りました。

しかし、それでもテンパイすることもなく、また危険牌を引いてしまいました。

ここでAさんは諦めてオリを選択しました。

結果的にはオリたその危険牌は通っていて、最初に押すと決めた意志を貫いていたらアガることができました。

1.Aさんの行動性には一貫性がないので最後まで押すべきだった

2.アガれていたのは結果論なので、オリたことに間違いはなかった

さて、あなたはAさんの行動をどう思いますか?1よりでしょうか?2よりでしょうか?

わたしの答え

1は麻雀においてはあまり良くない考え方が1点あります。

それは、一貫性です。

普通に聞いている分には一貫性があるというのは良いことのように聞こえます。

本質的な部分での一貫性は必要ですが(たとえば基本的な戦略だとか、戦術をコロコロ変えないとか)、麻雀は1巡経過する毎に状況が変化しますので、巡目が経過するに従って、判断を柔軟に変化させなければなりません。

たとえば配牌の時点でマンガンの1シャンテンで、「これは早そうだからマンガンあるけどテンパイしたらリーチしよう」と考えていたとして、テンパイが15巡目(残り3巡)だった時に最初の意志を貫いてリーチをすべきですか?

さて、問題文に戻りますが

Aさんはリーチに対して何枚かの危険牌を勝負した。しかしテンパイできず、また危険牌をもってきた。

このあとでオリたとあります。

このあとのオリた結果やオリなかった結果というのは正直どうでもよいのです。反省するならば、結果は無視したうえで(どうしても結果に引っ張られるので中々難しいですが)オリたのは正しかったのか、押したのは正しかったのかと考えるべきです。


また、オリが正しいかどうかというのは文章問題なので当然答えはでませんが、途中で判断を変更するというのは数学的な見方からも間違いではありません。

このおもちゃ、みなさん知ってると思います。

実は麻雀は黒ひげ危機一発のような側面があるのです。

麻雀牌は全部で34種類ありますが、仮に待ちの形がリャンメン待ちだとすると、18パターンあります。

3巡目の早いリーチ。これだとリャンメンで当たる確率は残り16パターンなので、123789を切った場合で1/16。456を切った場合でも1/8の確率でしか当たりません。

しかし巡目が進むにつれて、通った牌が増えていきます。3段目くらいになると残ってるスジは3つ程度ということも多々あるでしょう。

黒ひげも最初はサクサク刺せても、残りの穴が減ってきたらだんだん怖くなりますよね。リーチも同じなのです。

なので、これ以上の押しは危険度が高いな、という感覚は必要だと思います。


もちろん、たくさん通った時はオリろと言いたいわけではありません。たくさん通ってもまだ通ると思えば、あるいは高まってきたリスク以上にリターンが高いと判断した時は押すべきなのです。

というわけで、今回の解答は2が正解、というか1が間違いですが、もちろん

1.今回の手は押すに十分に値する手だ。危険度が上がった今でもまだリスクリターンが見合うので押すべきだった。

という回答であれば1も正解になります。

自分の順番が回ってくるたびに、方針変更の必要はないか?を意識することは大事。というお話でした。

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