惨憺たる成績でした。
最高勝ち額が1万ちょっとで月の2/3が負けです。
上記はそれぞれ日経平均とマザーズの始値と終値、日中の値動きです。
19営業日中、日経平均は9営業日、マザーズ指数は10営業日がプラスで、全営業日の値動きを足すと日経平均が+252で、マザーズ指数が-2となります。
つまり、日経とマザーズを適当に寄りで買って引けで売っていれば5割は勝てるし、ほぼほぼプラスになっていたことになります。
ということは地合いの悪さで負けたのではなく、アルファがマイナスになっているということに他なりません。
5月に負け続けて、ようやく気が付いたことが1つあります。それは
「デイトレは思っている以上に勝てない」ということ
これはしっかりと説明しないと言葉尻だけでは語弊があるのですが、
わたしはこれまで1/2のギャンブルはあまり触ってきていませんでした。バカラは1/2ですが、期待値がないので基本的にやりません(バカラで勝つコツ自体はあるのですが、それをやると店に嫌われるので期待値がないに等しい)
麻雀は1/4を1日に10-15回程度、パチンコやスロットは1/200-1/400を1日に2000から8000回して収束させます。
そんなデイトレと比べて確率の低いゲームをやってきたわたしにとって、1/2というのはとても高い確率で、1/2であるということがネックになって勝ちに固執してしまっていたように思います。
1/2なんだからなんとかなるかもしれない、1/2なんだから逆転できるかもしれない。
という感じでしょうか
しかしよく考えてみれば、されど1/2なんですよね。
そして1/2で勝てるというのは逆にいえば1/2で負けるということ。
麻雀は1/4で勝てますが、3/4が負けではなく、1/4が負け、1/4がちょい負け、1/4がドローといった感じです。
多少勝ちにこだわったところで、それが裏目になったとしても負けに繋がるのは1/4くらいで1/2はまずまずといった結果です。
ですがデイトレは非情。裏目は完全なる敗北です。勝ちの反対は完全な負けです。
それゆえ、負けだという判断が遅れることは命取りであり、客観的に負けを認められることがデイトレでは最も重要な能力の一つです。
このことを頭では理解していても、体が理解していなかったのだと思います。
プロスペクト理論においては微少確率は過大評価される傾向にありますが、わたしは自分が得することの場合、50%は65%くらいを求めてしまっていたように思います。
この認識自体は期待からくるもので、なかなか抗うことは難しいです。
「50%で勝てる」ではなくて「50%で負ける」
と考えていくようにしたいと思います。
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