今日はスイングトレードの話です。
いくつかの銘柄をスイングポジとして持っていますが、そのうちの1つを利確しました。
東邦チタニウムです。
年初来高値を更新した時に買いましたが、けっきょく持っている期間はわずか3営業日ほどでした。
今日が通常の陰線ならホールドしようと思っていましたが、長い下髭をつけたのでリリースです。
長い下髭は相場の転換のサインだそうです。底値圏で出れば下落の終わり、高値圏で出れば上昇の終わりと言われています。
わたしの感覚としては長い下髭は、強さの象徴のように思っていたので、なんで高値圏ででることが上昇の終わりのサインなのかをずっと理解できずにいました。
今日、売るかどうするか迷った時にその理由を考えていたのですが、それはおそらく
長い陰線をつけた時点で初期から持っているホルダーが売った。その後上げているのは高くて買えないなと、指をくわえて待っていた新規ホルダーが、安くなっているのをみて買った。
こういう構図だと思います。
そして、それがどういうことかというと、
初期から持っているホルダーは多少の調整があっても十分な含み益があるから狼狽売りしないが、高値圏から新規参入したホルダーはまだ含み益がでていない。また、高値圏であるがゆえに大きく下がる恐怖感があるので、我先にと逃げ出したい。
こういう感じなんじゃないかと思います。
わたしはだいぶ高いところで買っていて、一日陰線つけただけで利益がなくなる恐れがありますので、この下髭を良い機会だと思って売る決心としました。
本日の取引
6月から頑張るぞと思ってトレードをはじめたら、寄り付きで軽い気持ちでやや下のほうに指していたヘンゲ・東邦チタニウムが刺さってしまい、しかも全然リバらずに奈落の底まで落とされました。
これは早い時間だったので極力ホールドして多少の損失ですみましたが、なぜこんなことになったのかを考えなければ同じ失敗をしてしまいます。
まず、寄り付きの価格というのは市場の適正価格とはかけ離れていることが多いと思います。
おそらく大口や機関でも寄り付きの価格を予想することは難しく、寄り付いた価格に応じて各々が売買し、あるべき価格に近付けていくのだと思います。
なので、朝の30分は前日高値を更新しているとか、安値を更新しているとかVWAPがどうとかのモノサシはほとんど意味をなさないはずです。
つまり、陽線が出たから順張りで攻める、なんていうのはあまり意味がないですし、その金額がおかしいと判断すれば容赦なく売り注文が入ります。
結論からいくと、おそらくこの時間帯に限っては逆張りが有効です。
イメージとしては、プラスチックの薄い定規をビヨヨンと震えさせたような動きで、次第にみんなが正常だと思う価格に落ち着いていく流れなので、少し上がりすぎた・下がりすぎたなというところで逆張りをして、定規が戻る分の値幅をかすめる感じです。
ただ、たとえばIPOや決算、悪材料好材料といった株は一方的な動きになりやすいと思いますので、買おうとしている銘柄がどういうタイプの銘柄なのかを考えてから指値を入れるのがよさそうです。
月初からダメダメですので、せめて何で負けたのかといったことを活字にしてみました。
本日の収支
-17328
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