2022/4/19 手術台上の利上げと異次元緩和の偶然の出会いは美しいか

ミシンと傘の組み合わせはおよそ接点がありませんが、FRBの利上げと日銀の指値オペはめちゃくちゃ関連性があります。


4/19の朝の時点で1ドル127円までの円安が進行しました。

はたして、この円安はいつまで続くのかについて、考察しようと思います。

(例によって、この考察はわたしが相場を学ぶ為のものであって、株・商品・為替などを勧めるものではありません。)



FRBの利上げの理由は行き過ぎた株高と例のないレベルの物価高を抑制するためです。


アメリカはコロナ対策としてゼロ金利政策と日本の3倍以上の給付金(3回給付で合計3200ドル)

を国民に給付しました。

これは想定以上の成果を生み、利下げで株価は上がって、給付金で物価高となりました。


FRBはこのいきすぎたインフレと株高を抑えるために2022年に7回の利上げを示唆しています。



そして日銀は2013年から異次元緩和をやっています。目標は安定的に2%の物価高を目指すというものです。

これを達成するためにゼロ金利政策とイールドカーブコントロール(長期金利と短期金利の操作)をしています。

現在、急速な円安が進んでいる大きな理由は、FRBの利上げと日銀の利下げが衝突して、ドルと円の金利差が拡大していることから生じています。

日銀の政策はずっと前からやっていることですし、CPI2%の目標に関しては達成に近い状態になっています。(「安定的に」という文言があるので、2%に達成すれば直ちに緩和を止めるということはないと思われます)

しかしアメリカの方は深刻です。先日のCPI(消費者物価指数)は8.5%でした。FRBの掲げている目標は2%なので大幅なインフレです。


さて、ではこれからどうなるかなのですが、まずは4/21に日本のCPIの発表があります。

2%に近い数字がでると思いますし、これだけ円安が騒がれているので、緩和を継続するのかどうかを迫られると思います。(日銀は継続したいし、政府はやめてほしいという状況になると思います)

これに関しては4/28に金融政策決定会合があります。

基本的に為替への介入は難しいと思います。為替に介入すると他国が黙っていないからです。また、効果も限定的です。

アメリカは5/3にFOMCがあります。先日のCPIを受け、さらなる利上げをするのかどうかが焦点になると思われます。


相場は将来に対する不安や期待を織り込むもの、喉元過ぎれば熱さを忘れるではないですが、5/3のFOMCが終われば為替はひと段落するのではないでしょうか?


しかし、その後のニューヨーク市場は一時的には回復するかもしれませんが、次第に冷え込んでいくように思われます。

景気が悪くなると再び日本円と金が買われるのではないかと思います。

また、最近はダウナスが下げていても東京市場は上がっていることが多いです。これはニューヨーク市場から資金の逃げ場として日本に来ているようにも感じられます。

日本はインフレを目指している・アメリカはデフレを目指しているので日本株の方が魅力的に見えるのかもしれません。


このような観点から、5月中頃からいつまで続くかはわかりませんが、株は米低日高、為替はゆるやかに115円あたりを目指し、金価格上昇となるのではないかと思われます。


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本日の取引

もう少しうまく捌けたかなという印象です。





三井松島の損切でミスりました。

12:55にナンピンしたのですが、これはもう少し持っていてもよかったと思います。

というのも切った価格が2222なんですが、今日の5日線ギリギリラインが2017でした。

5日線までは我慢すべきでした。


スノーピークもミスです。

スノーピークは2720あたりに強い板が2か所ありました。

この板が何度も見える位置まで下がってきたことがあったのですが、上にも下にもいかずにずっと2730あたりをうろうろしていました。

すると、13時40分くらいにようやく上にいき始めたので、少し下で押しを拾ったのですが、とたんに急落。2720の梯子を外されました。

2720が強いのなら、もっと早くに上がっているはずです。2730あたりの価格帯に長くいたので感覚が麻痺してしまいました。

その他の主な取引はこんな感じです。ビーノスはもう少し抜けたかなと思います

かすやんさんブログで言うところのハイヒール型です。

このチャートの場合はヒールができるまでに大きく下げていないのでハイヒール(モモコ型)と名付けました。


24トレード中、3回悪いトレードがありました。

本日の収支

+4811

今月-62280



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