かなり暖かくなってきました。上着も着なくて外にでることも多くなってきました。
しかしながらデイトレの方は、試行錯誤のトンネルを抜けた先にはさらなる極寒の地が待っていました。
月曜。先週2日続けて微負けだったのが悔しかったのか、朝から値がさ株に入って大きく負けた日。この日からおかしくなった。チキン利確をするようになった。
火曜。損切が遅れだす。先週までの取引ができなくなっている。
水曜。トレンドができた後の切り下げ線ブレイクを狙う作戦がうまくいき、朝の損失を取り返すことができた。この日は内容はよかったはず。
木曜。基本的なことができていない一日。まず、時間軸がおかしくなっていた。チキン利確がひどくなっている。
金曜。ブレイク狙いがとことんスカった一日。ブレイク狙いは瞬間の高値で買うことが多いので、ダマシばかりを食らうと負けがかさむ。
これまでできていた我慢が全然できていない今週でした。先週はブレイク狙いでもちゃんと利確ポイントと損切ポイントを守れていたのですが、月曜日の朝イチに大きく負けて、そのせいで取り返さないとという意識が強くなりました。
結果、損切が遅れるようになり、負けが増えていきました。負けが増えてくると、今度は含み益を我慢できなくなり、チキン利確が増えてきました。このためリスクリワードが合っていない状態でずっと取引をしていた感じです。ブレイク狙いで10ティック取って、損切で15ティック落とすような感じです。ブレイク狙いはダマシも多いので勝率が高くないので、当然負けていきます。
わかりやすいプロスペクト理論の思考に陥っていたと思います。
※プロスペクト理論とは
人間にとって、利益と損失に対する感じ方が違うという理論。10万円損するのと10万円得するのでは、10万円損するほうが苦痛に感じるようにできているということ。
100%の確率で4000円貰える or 80%の確率で5000円貰えるが20%の確率で1円ももらえない。
という利益に関する選択では多くの人が前者の安定を選択するが、
100%の確率で4000円支払う or 80%の確率で5000円支払うが20%の確率で1円も支払わなくていい。
という損失に対する選択では後者を選択する人が多い。
損得の絶対値は同じでも、プラスとマイナスではマイナスの方が価値を重く感じるという思考。また、一度損をすると、それ以上の損失に対してはどんどん価値が軽くなっていく(麻痺する)
ギャンブルの場合、勝っている時はそれ以上増やすことよりも、勝ち額が減らないように保守的になりがち。負けている時は損を取り返そうと攻撃的になり、それ以上の損失を出すことに対してあまり気にしなくなる。
パチンコで負けていた頃は、2万負けたあたりから、ちょっとでも取り返そうとアツくなってきて、5万負けたあたりから負け額の大小はどうでもよくなり、10万負けたあたりで我に返って、何故3万負けた時点でやめなかったんだと後悔したものです。
損失に対する心のダメージが大きすぎるので、脳がその損失に対する痛みを麻痺させる分泌を出してあげないとまずいと判断するのかもしれませんね。ギャンブルの場合は、この麻痺のせいで取り返しのつかないことに成り得るので余計なお世話なんですが。
こういった思考を感じてしまうのは人間の構造上仕方がないので、ある程度はトレードのルールをシンプルにして、勝ちを重ねていって自信をつけていくしかありません。
自信がつけば、利益に対する弱気や、損失に対する苦痛の感情が減ってくるはずです。その自信こそが実力だと思いますので、数をこなしていくしかないと思います。
まずは自信をつけるために、高勝率低利益の押し目買いや急落拾いトレードを多くして、低勝率高利益のブレイク手法をメインとするのをやめようと思います。
今週の成績 -103254
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